オリエンタルラジオ漫才ツアー「我」東京千秋楽@ルミネ:漫才アレコレ

どのくらいどう書いたらいいもんだかとなかなか手をつけられず、他の事をやっているうちに夜になってしまいました。とりあえずちんたら書いてみます。

17時にid:fujikomaさんと新宿のアフタヌーンティーで落ち合い、尽きることの無いお笑い談義。まぁライセンス中心。井本の将来に関する、下らないと言えば下らない、大問題と言えば大問題な、想像上の究極の2択話とかw。

M-1の3回戦は、大人しく27日(金)のみ参戦予定。相方は id:Sugarsさん。25日はチケットが無いし、先に「大谷×いとうあさこトークライブを取っちゃってるので。オクに手を出して3回戦に参戦するには、蹴るのが惜しい「大谷×いとうあさこ」というカード。とにかく27日のメンバーに期待。
3回戦がある日のルミネの出番を見たら、26日の1回目・2回目にオリラジが。こういうのって、スケジュール的に、そのままその日の3回戦に出る確率高いんだろうか・・・。

開演の5分前くらいにルミネへ移動。私は前後左右から丁度ど真ん中くらいの席。
前説は、無限大と同じくシソンヌなのかしらんと思ってたらタモンズ。どちらもオリラジの1つ下の東京NSC11期。あんまり盛り上げられずに、締めて捌けてゆく。オリラジのお客さんは確かにノリは軽くなくて落ち着いてるけど、もうちょっと前説頑張れ(苦笑)。

このルミネの公演がDVDになるそうで、おお、確かにカメラが複数台スタンバイしてたなぁ。
OPVはオリラジらしい、錦絵的なアニメーションで、二人の名前が明朝体で上下左右に伸縮し、錦絵のデザインの一部になっている感じ。客からは思わず軽く「おお〜」という声が。そして自然に大きな拍手が沸き起こる中、幕が開き、現れた舞台セットに、さらに「おお〜」。2M四方ほどの壁が作られていて、色々な変わったデザインの家紋が紫の地に白抜きで描かれているのに混じって、『我』やRを炎で囲ったオリラジのロゴマークも。ライセンスもだけど、ロゴがあるっていいね。

オリラジ登場。
あ「俺らの登場よりも、こっちの字の方への歓声が凄かったですよねw」
そ、そっかな〜(苦笑)。
客が舞台セットにも食いついたのをいいことに、慎吾を置いてセットに近寄り、家紋の説明を始めるあっちゃんw
ツアーで色々行きましたが、他の会場にも来たって人います?と聞くと、意外に上がる手は少ない!オリラジもちょっと拍子抜けした様子だったけれど、初見の人が多いならそれはそれでやりやすいなぁという顔に見えました。

そんなフリートークな感じから、スルーっとネタに入って、お馴染みの遊園地デートネタも含め、大きく分けると4つくらい?のネタを繋ぎながら、約40分強の連続漫才。つなぎも自然で良かった〜。

M-1が近くなると、漫才ばかりの単独ライブをやる芸人さんは多いんだけれど、同じ1組のコンビに出入りを何回もやられたり、「はいどうも〜、頑張っていかないかんなって言うてますけど、僕は最近〜」みたいな導入を、たった4分程度のサイクルでいちいちやられるのが、私は結構苦手なんですよね。

正直、芸人側の都合に合わされ過ぎている気がします。4分毎に漫才を一旦終わらせて意味の無い出入りを繰り返すなんて、お客が気持ち良く楽しむための演出とは逆行していると思います。

Sugarsさんがレポしてくれてるトークライブで、麒麟川島が言ってたそうですが、この時期になると主な若手コンビが、みんな4分くらいでルミネの通常公演の舞台を降りてきてしまい、ベテランのショウショウやはりけ〜んずが20分くらいやるはめになってるそうで、

川島「誰に迷惑かけてんねんって感じですよ」

というのには、「あるある」として笑ってしまうと同時に、ちょっと笑い事でも無いよなーと思いました。M-1で4分ネタ作ってるなら、その繋ぎ部分くらい作って、持ち時間をちゃんと持たせるように2本分やるのがプロじゃないかな?

ちょっと話がそれたw

オリラジは、もともとあんまり演技が上手じゃないなぁと思ってて(笑)、武勇伝じゃない、普通のスタイルの漫才が上手くなるにはその辺も課題だなぁと思っていたのですが、大分上手くなりましたね〜。

でも、もう皮一枚剥けて欲しいな!
ごく個人的な感想だけど、例えばあっちゃんが無言でシラーっと彼方のほうを見て、慎吾が「ハッ!」となって「ちょっとっちょっと!」みたいにツッコムくだりが2、3回あって、そういうの自体はあっちゃんのキャラっぽくて悪くないはずなんだけど、まだちょっとだけ浮いてる感じが。

あとは、あっちゃんの狂気テイストをどこまで残しつつ、M-1で勝てるボケを使うかとかが気になるな〜。暴力的言い回しやロリコンとかいう語句って厳しいんじゃないかとか。
暴力や変人さを、自分や相方に向ける感じのボケならいいんだけれど、三者に対する毒吐きになると、テレビのコンテストに掛ける漫才としてラインが難しいと思うんだよね・・・。

だから、あっちゃんのボケを直接人間的なものにぶつける表現じゃなくて、例えばまねき猫的なものに向けるような「滑稽さ」のクッションを使いつつ、あっちゃんらしい女王様キャラや瞬間的な暴走・暴言を強く押し出して尻上がりに盛り上げていくような漫才がいいのかなぁ・・・と。そういう意味で(?)、デートネタの「メリーゴーランドの製造工場」の発想と表現は、初見の時から好き。

とまぁ、漫才のことをグルグル書いてしまったので、まったく空気の異なる楽しいトークと歌のくだりの感想は、また別記事にしますw