SATURDAY NIGHT R&R SHOW 2010_2/28

楽しかった〜。ラストの締めが、あんな大団円だとは(笑)。盛り上げ上手なフラカンの腕が良かったっていうのが大きいと思いますが、昔から皆ファミリーみたいな終わり方でした。

そして、誰に一番ハマったかって、プライベーツっ!!ようつべでは見たことあるものの、生では初めましてでしたが・・・・・・カッコイイ〜!あんなに良いグルーヴの演奏なのに、皆なぜもっと踊り狂わない!?(前のほうの人たちはノッてたけど、もっともっと全員!笑)
帰宅して、ガキ使のバナナマン日村の七変化を見て爆笑しつつ(日村の意外な器用さとどんくささで、高額の結果にも納得)、早速、プライベーツのHPでライブ予定をチェック。
3月は名古屋&関西を回って、4月3日(土)にレッドクロスで2バンライブ。相手はザ・ニートビーツ。これも好きな感じの音だ。よし、参戦確定!


一息ついて、今日のライブをざっと振り返り。
【出演順】
TRICERATOPS
OKAMOTO’S
黒猫チェルシー
THE PRIVATES
チャットモンチー
フラワーカンパニーズ

4列目左よりあたりのポジションで待機。トライセラのあとに、スペアのドラムスティックがきれいに並んで刺されたドラムセットが出てきて、一人ワクワク。あれ、やっぱりレイジが一本一本刺してるんだろうか。

演奏は3曲のみ!(マダラ、恋をしようよ、RUN RUN RUN)
黒猫とともに、この二組は15分くらいの持ち時間だったみたいです・・・。でも、その短い間に、竜巻のような演奏と、ショウの素晴らしいパフォーマンスでオーディエンスを盛り上げるだけ盛り上げる!
3曲やって、ショウの「ありがとう!」を捨て台詞に、全員が颯爽と立ち去ったときには、「え!?これからってところじゃん。この振り上げた腕と、高揚したテンションの持って行き場は?」みたいな感じで、客はみんな一瞬ポカンとしちゃってました(私を含む)。「いさぎ良いね(笑)」「10曲くらい聴きたかったのに(笑)」なんて声も周りから聞こえました。
そんなショウのパフォーマンスのなかでは、マイクスタンドを客席に向けて、釣竿引き上げるみたいに、上にクイっと何度も持ち上げて「来い!来い!」って感じに煽るのが特に気に入りました(笑)。どんな大げさな振りも堂々としているから、ほんと様になる。コウキも激しく弾きながら、良く動いてたなぁ。RUN RUN RUNの時に、ショウとコウキが一緒にジャンプするとこいいね。あそこはFACTORYの時みたいに、舞台奥からのライトでシルエットにして欲しい。ホント、CDJの時よりずっと良くなってる。
ハマは相変わらず渋く。今日はコーラス参加は無し。ちょいちょい舞台袖のほうに視線をやったりするのは何を見てるのだろう?


個人的にはBeekとか聞きたかったんだけど、3月のレッドクロスまで、もうちょっとの間おあずけか〜!でも今回のライブを見て、「もっと他の曲も聴いてみたい!」と思ってくれた人は少なくないんじゃないかな?


限られた持ち時間で、どストレートに今出来る最大限の演奏を供してくれたオカモトズとは反対(?)に、黒猫チェルシーは変化球でした。大知がリュックを背負い、メンバー全員がコミカルな歩き方をして登場した黒猫。
まともに曲は演奏せず、反時計回りに全員が楽器を交換しながら演奏するというパフォーマンスのみ。彼ららしさを表現したってことなんでしょうけど、初めて黒猫のライブが見れると期待していたほうとしては残念。

ずっと鳴っていたエフェクターの音とドラムの重低音は、インストとしてなら好きな音だったからいいけど、正直、「若い男の子」というキャラに興味の無い私としては、子供の悪ふざけを見せられても白けるんだよねー。オッサンの悪ふざけなら大好きなんですが(笑)。
お笑いライブを嫌というほど見ているせいもあってか、最初の小芝居じみた登場や、可愛らしいリュックを見た瞬間、思わず「寒っ!」とツッコミ入れてしまいました(苦笑)。
「曲が聞きたい人は、俺たちのライブに来てね!」と言ってました。まぁオカモトズに付いてってれば、そのうち聞くチャンスがあるでしょう。個人的には、パフォーマンスはともかく、舞台にサンダル置いていったり、なんか汚して帰ってる感じなのが苦手でした。普段、演芸舞台を見てるせいだと思いますが、「すぐ後に大先輩が出てくるのに・・・」とか思ってしまった。体育会系な(もしくは吉本的な)思考回路で済まんね(苦笑)。楽器を手荒く扱う感じとかも、ワンマンライブでぐわっと盛り上がってきたときに激しくやっちゃうなら気持ち良いけど、ちょっと中途半端な乱雑さに思えました。


で、来ましたプライベーツ!踊れと言わんばかりの曲で身も心も温まったころ、噂には聞いていた”暗闇でブギー”を初体験。照明を全て落として、暗闇の中でかなり長い間演奏するのです。暗闇だと時間感覚もおかしくなりそうでしたが、10分以上はやってたような・・・。

ヴォーカルの延原さんの飾らないセリフが、とても心地良いトーンで心にスルッと入ってきました。

「『日曜日なのにSATURDAY NIGHT』だなんて言うなよ。今日は何曜日だ?土曜日だろ?自分たちが土曜日だって言えば、毎日が土曜日なんだぜ?」

「なに遠慮してるんだ。真っ暗だろ?何も見えないだろ?だから何も気にするな。誰も見てやしない。自分のためだけに踊ったらいいんだ。」

実は、ちょっと動きやすいところで踊ろうと思って、プライベーツのときに一旦後方に下がりました。結局、後方まで結構いっぱいだったので、あまり変わらなかったんだけれど、前半、手を上げたり飛び跳ねて踊っているのは前方の3分の1未満あたりだけで、後方はほとんどじっとして聞いている人ばかりでした。

そんなの関係なく、私は後方で踊っていたわけだけれども、暗闇になって、延原さんの言葉を聴いて、「そのとぉーーり!」と思いました。明るいときは体が動いていなかった人も、あの暗闇のなかで、気兼ねなくちょっとは体を揺らしてたらいいですね。

はぁ〜、暗闇のライブ良かったなぁ。会場のドアが開いて、廊下の明かりが入ってくるたび、「邪魔邪魔!」と思ってしまいましたw
どうやら前方のほうは、暗闇のなかで自然にモッシュが始まったりするほど盛り上がってたみたいなので、(モッシュはともかく)前のほうに居れば良かった〜><とちょっと後悔。

明転後は、逆に暗闇からの開放感で、さらにわっと盛り上がってた!

今回は会場が満員で十分には踊れなかったので、冒頭に書いたようにリベンジ予定!


チャットは素晴らしい声量と可愛らしさとカッコイイ演奏。
フラカンは、名曲『深夜高速』を始めとした曲ももちろん良かったんだけど、鈴木圭介氏のMCが面白過ぎwww
バンクーバーの話を始めたり。それに前川さんのツッコミも入るから、ボケっぱなしにならないし。


最後はアンコールで、フラカンとチャットが再登場。
鈴木「”チャットカンパニーズ”より、”フラワーモンチー”のほうがいいよね!」いや、どっちでも良いよw
二組でフラカンの『恋をしましょう』を楽しくプレイ!

そして最後は、全員を呼び込んでの『SATURDAY NIGHT』。
最初、各ヴォーカルだけが呼び込まれたとき、延原氏とショウが仲よさそうに引っ付いて何か喋っていて、見ているほうもニコニコ。レイジは黒い刀を持って、ウロウロウロウロ。最終的にはフラカン前川さんを斬って曲が終わるというww
一番ガキの悪ふざけをしたのは、黒猫ではなくレイジというオチ?ちょっと他の人が気を悪くしないかヒヤヒヤしたくらいでした。
延原氏も、それを止めるでなくむしろ乗っかってました。この親子ときたら!(笑)

ハマも、演奏中とは違って、笑いながら手拍子したり、レイジの肩に後ろから腕を回したりしてジャレてました。

そんな風に、大団円の様相を呈しながらの大エンディングが見れて、楽しかったです♪