トリコロール『青の愛』『白の愛』@早稲田松竹

久しぶりの映画!(そして映画タグ)

前評判どおり、青の愛はビノシュの美しさと、作品全体の美しさにメロメロ。そして、音楽映画好きを喜ばせる、印象的なサントラの使い方にドキドキ!主人公の脳裏に耳鳴りのように音楽が流れ始める感じが凄く伝わってきました。

wikiより)
作曲家の夫と子供を不慮の事故で亡くしたジュリーは、荷物や家も処分し最愛の夫の未完の楽譜も処分してしまう。夫の友人で、実はジュリーに密かに想いを寄せてたというオリヴィエの前からもジュリーは去って、パリで新たな生活を始めた。しかし、夫の新曲の旋律がどうしても頭によみがえってしまう。そんなある日、夫の未完の楽譜をオリヴィエが持っており、自分がその協奏曲を完成させると宣言しているのを知る。そして、夫が見たこともない若い女性と写っている写真も公開されていたのだが……。

個人的な最大の見所は、主人公ジュリーが、夫の残したスコアの続きを作っているオリヴィエに思わず指示を出しながらオーケストラの作曲をするシーン。
フルオーケストラの曲から、ジュリーが「打楽器を消して」「管も」と言うたび、ジュリーの指示通りに変化しながら同じ旋律が流れ、曲が表情を変えていく…

ジュリーの指先が譜面をなぞるとともに音楽が流れていくところも、指先から音が生まれていくようで素敵。譜面を愛撫するようなジュリーの指がエロス!(笑)

『白の愛』も面白かったけれど、おじさんが主人公なので、ヒロインの登場時間が短くてちょっと寂しかったかな。

どちらも、ちょっと怖い感じもありました。

帰りにカラフルなストライプのブックカバー(文庫サイズ)を購入。スケジュール帳が薄汚れてきたので、スケジュール帳カバーに。