ELECTRIC EEL SHOCK単独公演@下北沢シェルター 5/20

前回対バンで見て好きになったバンド、エレクトリックイールショックの単独ライブに行ってきました。終始激しくカッコ良く、約250ほどのキャパ一杯のお客さんもすごく楽しそうで、とても素敵なライブでした。
ジャンルとしては、ガレージ・へヴィメタルというのに入るみたいです。まさかそういうジャンルのバンドが自分のストライクゾーンだとは知りませんでした(笑)。

日本人のスリーピースバンドだけれど、ニューヨークとロンドンに拠点を置いているという彼らは、このライブの数日後に、スイス・オランダ・ドイツのツアーへと旅立ってしまうそうです。ジャンル的にも欧米でのほうが需要が多いんでしょうね><(土曜日にUstreamで流れていた過去のUKツアーの映像では、ステージにスクリーンもある大きな会場でもやっていた)

曲のことはうまく表現できないので、合い間の軽妙なMCをちょこっとレポ。ヴォーカル森本(大阪出身)の、しれっとした軽妙なMCのボケがいい味なのです(もちろんメモ取るようなライブじゃないので、ニュアンスレポです。順も不同)。

何曲か激しく演奏した後に最初のMC。
今日は、最初の2曲くらい、あんまり演ったことのない曲をやりました。サカナクションの曲ですね」全然違うしww
売れたチケットは8枚だけだけど、あとはゲストで(タダで)来てくれた客ばっかりだけど、こんなにたくさん集まってくれてありがとう!
「(森本、いいかげん髪型変えろ!という客の声に)これ植毛なんですよ。別のにするならまず丸坊主にしないと
15年ほどサポートメンバーとして本当によく頑張ってきてくれたベースの前川君が、今日、正式にメンバーになりました!さっき契約書にもサインしました。チケット売りのノルマも、これからきちんとメンバーで3等分です
結成当時からのメンバーでしょっ!w

そして中盤辺りで。
僕らはもう限界です。医者に『13曲まで』だと言われています。もうそれを超えています。生理食塩水を(点滴の真似をして)打ってやっている状態です
今日は本当にありがとうございます。また明日からアルバイト頑張ります。魚のウロコを取るバイトです
プロのフィッシャーでもある森本なら得意そうw
ここからは、演奏重視でやります」ここからかい!w


そしてヘヴィメタルについて。
そういえば、ロニー・ジェイムズ・ディオ(へヴィメタル界の大御所。『メタル界のサブちゃん』と呼ばれているらしい)が亡くなりましたね
何かのイベントでイールショックがDJとして参加したとき出演していたとか、わずかな接点話。
それでは、次にやるのはロニー・ジェイムズとは関係のないこの曲です」関係ないのかw

「(僕ら)日本のヘヴィメタル界を盛り上げようと、頑張っているんですけど、一向に『暖簾に腕押し』で」
僕は今もちゃんと、ヘヴィメタル雑誌を毎月買って読んでます。この間読んだら、また書いてありました。『今年はヘヴィメタルが来る!!』って
「来ねえよっ!!」ww
でも、そんなの関係ありません。来ようが来まいが関係あるかい!オレはオレの好きな音楽をやるだけだ!お前たちもへヴィメタルが好きかぁ!!?


前方スペースでは曲の半分くらいでモッシュ。時々2、3人がダイブ。これも、いかにもモッシュって感じの曲のくだりで発生してて、盛り上がりがひと段落した後に「今なら大丈夫かな?」と私が一時的に3列目くらいに上がっていったときは、3曲くらいモッシュ無しでセーフw。
先日、無料のFACTORYの収録に来て水を撒いてた騒ぎたいだけの高校生と違って、正規のライブに来慣れている客のライブはいいねぇ。モッシュで倒れてきた男性の汗まみれのTシャツを触ってしまったときはちょっとだけ「ひゃぁ!」と思うけど、笑って済ませられるくらい楽しかった。

モッシュが発生しているある曲の途中、まじめそうで体格のいい男性がフロアで屈んでなにかしてる?と思ったら、どうやらモッシュでぶつかられた時にメガネが飛んでいってしまった模様。ぶつかった人や周りの人も、あわてて薄暗い足元を探し始める(笑)。結局2メートルくらい離れたところですぐ見つかって、男性の元にメガネが生還するなり、『生還祝い』とばかりにダイブ同様に持ち上げられて、客の頭上を移動していく男性w
この日のライブで、唯一、客がステージをほったらかしにして盛り上がった瞬間でした(笑)。
7月には、また日本に戻ってきてライブがあるみたいだし、また見に行こうっと。