ROCK'N' ROLL SUNDAY2011 vol.2@渋谷duo_3/6

【出演者(出番順)】
オワリカラ、THE BOHEMIANS、クロワニ、向井秀徳(ゲスト)、黒猫チェルシー、OKAMOTO'S
今回は左側(しもて)の最前列を確保。客数の割りに会場が広かったので押されることも無く、右袖奥の、出演者が出てくるところが良く見えた。


◆トップバッターはオワリカラ。ここも良くなって来たなぁ。5月に出す新アルバムに入れるという前半の2曲がカッコ良かった。初めて見た時はちょっと頼りない部分もあったけど、バンドの音が引き締まって厚くなってきた感じ。『ドアたち』をやって、最後はラブソングっぽい曲。これも新アルバムに入るらしい。ガーッと盛り上げるタイプのバンドじゃないけれど、じわじわ好きになってきた。

◆THE BOHEMIANSは、一番若いだけでなく容姿がみんなかわい子ちゃん。私はフェミニンなのはあまり好みじゃないけど(笑)。最後の『ロックンロール』が歌詞が一番よく伝わってきて良かった(逆に言うと、他のは歌詞があまりこっちにこない)。ギターの人は高い声が出るねぇ。ドラムがニッコニコで表情豊かに叩いている一方、ベースはニコリともせずに弾く。そういうパート別のタイプの棲み分けって多いのかな?(笑)

◆クロワニ。ヴォーカルはこのくらいの男っぽい声が好き。ビートモが聴きたくなった。ヴォーカルの人の胸への落書きはともかく、王道ロックな感じなのにカーディガンというのがね〜。ベースは全身黒皮ファッションなのにw 草食系ファッションには少々萎える。

エレアコ向井秀徳氏。ギター1本で多彩な音を作り出す向井ワールド。
たぶんなセトリ:Tuseday Girl、TATOOあり、混ざりこんでる俺の唄、SAKANA、俺は知らない、The Days Of NEKOMACHI、Water Front
SAKANA』は向井氏がループを使って一人多重録音でギターフレーズを重ねながら作っていく曲。

向井「(演奏の最後になって)次は瀬戸内海で採れたタイのようにピチピチのバンドがあと20ほど…」ひとけた違う(笑)。

黒猫チェルシーは、今回も前半はCDになっていない新曲多めに披露。「久しぶりの曲やります」と言って『南京錠の件』。あとは『廃人のロックンロール』と『ベリーゲリーギャング』だったかな。この2曲とか結構ベースラインが好きなので、今日は左側なのもあって、半分くらいベースの宮田君を見ていた。

◆そしてトリでOKAMOTO'S!ショウはユニオンジャックジャケットにミックTシャツ。良く見たら、あのポスターのミックとはちょっと違う…。ネットで見たどのミックTシャツよりもカッコいいので、目茶苦茶欲しい…。ハマは黄色のシャツ@東京堂、レイジはイギー・ポップの魔人(笑)Tシャツ。コウキが珍しく赤シャツでなく(反対側で良く見れなかったけれど)ミュージシャンの白Tシャツ。なので代わりに赤いパンツを穿いていた(追記:アンディ・ウォーホルの絵のルー・リードじゃないかなという情報あり)。
オープニングは足踏みのBGMで始まったので、いつものように『Stopm〜』かと思ったら、『笑って笑って』でスタート!

セトリ:笑って笑って、Insane Man、Beek、The M song、One more time(カバー)、マダラ、Run Chiken Run(カバーインストでメンバー紹介)、恋をしようよ(カバー)、Run Run Run

ワンモアタイムのカバーをライブで初めて聴けた!大阪でやったと聞いて聞きたかったんだよね!CDよりもオカモトズらしい音で違和感が無い。Insane ManといいThe M Songといい、岡本太郎100祭ライブと被らない曲がいくつもあって良かったなぁ。
M Songで、無音になってショウが「オゥ!ハッキリしておくれぇ〜っ!俺はおまえの何なんだぁっ!!」と叫ぶところは痺れる。

痺れるといえばマダラ。初期の間奏のインストは4人とも普通に弾いていたけれど、徐々にコウキとハマが中央で向かい合ってセッションのように弾く形になり、その後それにショウも絡んでいくようになり、今ではショウが情熱的な指揮者のごとく、身振り手振りで「もっと!もっとだ、もっと!」とメンバーを煽る形に。
比較的冷静な顔をして弾いているハマも、あのショウに目の前で情熱的に煽られるとテンションの上昇が表に出てくるようで、今日は笑みがこぼれたり頭を振って陶酔の表情を浮かべながら素晴らしいベースラインを弾き倒していた。いつもより、マダラの尺は長かったと思われ。

ショウのMCでは、「日曜日に家でゴロゴロしてないで、ロックンロールサンデーに来たみんなは正解だぜー!」
マダラでのコール&レスポンスも「ロックンロール!」「サンデー!」。ショウは乗り上がったモニタからちょっと足を滑らしてこけそうになったりもしていたけれど、それもショウにはいつものこと(笑)。
向井氏の小ボケを拾って、
ショウ「向井秀徳さんの言葉を信じるなら・・・あと18バンド出るはずなので、楽しんでいってくれ!」w

アンコールはみんな拍手をしながら待ったけど、無くて残念!アンケートに「このあいだのロックンロールサンデーはdetroit7のアンコールがあったのに!?」と今日の唯一の不満を書いておきました(笑)。


最近ひとつ気になっていることは、ショウの喉。1月のライブから約一ヶ月ぶりに聞いた岡本太郎100祭のとき、ショウが高音などを歌いにくそうにしていて、「あれ?東京は久しぶりだけれど、地方ツアーやレコーディングは続けているのに…風邪?」などと思ったのだけれど、この日はその時よりもさらに歌いづらそうだった。
特に『笑って笑って』はオクターブを下げて歌っていた部分も少なくなかった。前日の長野に行った人によると、昨日もやっぱりそうだったらしい。それでもフロアを今日一番盛り上げるショウのフロントマンとしての手腕は素晴らしい。

喉の疲労ではなく、良い意味で声がしゃがれはじめてて、ヴォーカルとしての変声期みたいなことなら良いのだけれど…。
4月のワンマンまでには絶好調になっていて欲しい!