12年振りのポストカードとの再会@バラハク

会社帰りに、渋谷のパルコファクトリーへ『西原理恵子博覧会=バラハク』を見に行ってきました。

会場自体はこじんまりとした感じですが、漫画の原画が沢山飾られていて、それをじっくり読むだけでも、たっぷり1時間すごせました。一応心の準備はしていったつもりでしたが、案の定、たった数枚の漫画で心臓をギュッと掴まれてちょっと目がウルウル。泣かないように我慢すると、腕のリンパ腺(?)がジーンと痛くなる、例の感覚を味わいました。

最後に本とグッズ売り場があって、そこで『西原理恵子のやっぱりおくられてうれしくないポストカード』を見つけ、私と西原理恵子の馴れ初めを思い出しました。


私が大学一回生(関東では1年生?)のときに付き合っていた3歳年上の先輩が、森高千里西原理恵子のファンで、部屋には、森高のポスターと西原理恵子の漫画があったものでした。

ぼくんち』が連載中の頃で、それまで少年漫画や少女漫画しか読んでいなかった私は、こんな漫画もあるんだと、軽くカルチャーショックを受けた気がします。

1997年のお正月に、『西原理恵子のおくられてうれしくないポストカード』から、その年の干支の丑に一応「牛」で繋がっている、「午後の牧神」パロディのポストカードを選んで、年賀状として送ってきてくれるような人でした(笑)。

プチ駄目人間で、ダラダラと単位を取りきれずに5回生になろうとしていたり、「北海道で競走馬育てたいなぁ〜」なんて言っているような人だったので、西原理恵子ほどの度量が無かった私は、そんな年賀状を貰った二ヶ月後くらいに彼を振ってしまったわけですが…(苦笑)。


会場で販売されていたポストカードには、『やっぱり』がついていたので、『西原理恵子のおくられてうれしくないポストカード』の続編なのかなと思って買ってみたら、中身は、12年前に彼氏が見せてくれた見覚えのあるポストカードばかり。
あれあれ?あのときのポストカードも『やっぱり』が付いたタイトルだったのかな?と混乱しながら、本の最後の初版第1刷発行年をチェックすると、2000年になっていました。

ええ?私が年賀状を貰ったのは1997年のはずだけど!?


調べてみると、『西原理恵子のおくられてうれしくないポストカード』は1996年に(株) リブロポートより発行。
その後、内容は変わらず、出版社だけが変わったので、本の名前に『やっぱり』が付いたようです。

12年前のことを思い出していたら、そんなプチミステリーが発生しそうになって、ちょっとドキドキしました。