神保町花月:『前夜じゃ!』

千秋楽を見てきました。先行だったので、端のほうだけど最前列。
小さい小屋なので席はどこでも良いといえば良いんだけれど、目が悪いんで、細かい表情が見れる位置は、やっぱりありがたい。

出演:カリカ、池谷(犬の心)、POISON GIRL BAND、ライス、かたつむり
脚本:吉田(POISON GIRL BAND)
演出・押見(犬の心)

しずるが居なくて、かたつむりがどんどんシュール5メンバーっぽくなってきているw

出演者が、それぞれ何かしらの『前夜』である人々という設定。

吉田が当て書きしたのかと思うほど、それぞれ自然な役でした。
エンディングトークによると、吉田は、各自のキャラと全く正反対の役を振り分ける案も考えたそうですが、製作スタッフサイドに相談した結果、それは冒険過ぎるということで、無難な配役にw


明日自殺したがっている家城、手術前夜のオカマの池谷、定年退職前夜の中澤の三人は、出演時間も長いし美味しい役で、内容も良かったのは言うまでも無いですが、個人的には、(高三の友人同士という設定の)かたつむり林とポイズン阿部が、業界人のような変なキャラを入れて喋っているところが、意味もなく上手くて好きでした。柳原の北条マキ系統のキャラを、もっと抑えてやった感じ。

ストーリーは、後半もっと捻ってるのかなと思いましたが、わりと普通の世界観のまま着地。家城のキャラ演技が普通でなさ過ぎるから、話ももっと普通でないのかと思ってしまうんです(笑)。