浅草花月/愛Pod

行けない人から安く譲ってもらったので、浅草花月へ28日(日)の昼公演を見に行って来ました。
オール阪神・巨人師匠を最前列で見てきた〜♪

●ネタ1:
LLRミルククラウンニブンノゴ!ロシアンモンキーパンクブーブーサカイスト

AgeAgeの短いネタでは、あまりサカイストのネタを面白いと思ったことがなかったのですが、今日のような8分くらいの長い持ち時間で見ると、ネタっぽさを感じさせない、いい漫才だなぁと思いました。

漫才のあとに、個別のボケやネタがどうこうでなく、「面白そうに楽しそうに掛け合う兄弟漫才師だったな〜」というコンビの印象のほうが残る漫才。
今日の出演者の中では、阪神巨人師匠の次に良かったです。 あ、ニブンノゴ!はいつもの調子で良かった。パンクブーブーがあまり良くなかった。年齢の高い客層を気にしてネタやテンポを選んだのかもしれないけど、もう少し自分たちのペースで思いっきりやって欲しかった。

●ユニットコント「浅草恋の物語」:
ホストクラブを舞台にしたドタバタコメディ。ジェントルとまさよしが、やっっっすい女装をしていました。笑えるけど、洋服のレースの大きなほつれにはちょっと哀しくなった。魔法にかかる前のシンデレラじゃないんだからw

●ネタ2:
ルート33/オール阪神・巨人

どちらかといえば、ルート33が会場を盛り下げた後にも関わらず(汗)、オール阪神・巨人が登場すると、会場からはすぐには鳴りやまない拍手!

改めて聞くと、師匠の漫才ってスピード早いなぁ!ノンスタやキンコンが早い漫才のように言われてるけど、巨人師匠の喋りもメチャクチャ早い(ネタにもよるんでしょうけど)。

今回は最後に、阪神師匠が「なんかもう一つ面白い話して終わったげぇな」とか言いだして、巨人師匠が「あの話?お前、それは僕らにしか分からん話やんか、B&Bのやろ?」とか、舞台上でゴニョゴニョ喋ってました(笑)。

巨「僕がしゃべるん?」
阪「そりゃ、そうですよ」
巨「漫才のほうも僕のほうが3分の2以上喋ってるんですよ〜?」w

結局、(B&Bの話ではなく)巨人師匠のすべらない話的な漫談を、ひとつ披露してくれて終わりました。

知り合いのオバサンがボットン便所に携帯を落とした話。聞き終わった後に、前にも巨人師匠から聞いた覚えがある気がしましたが、とにかく二人の舞台を長めに聞けてよかったです。

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同じ日の夜、今田耕司主演の『愛Pod』を見に本多劇場へ。これが千秋楽。

作・演出:鈴木おさむ
出演:今田耕司
堀内健(ネプチューン)
高橋茂樹(サバンナ)
小杉竜一(ブラックマヨネーズ)
村上大樹(拙者ムニエル)
高田郁恵(毛皮族)

おさむ氏の演出は、オサレだね〜、暗転でのコマ割りが多いな〜。
前半〜中盤はとにかく面白く、後半はテンポとテンションを一気に上げて畳み掛けてきました。

こっすーのカツゼツの良さと、演技のメリハリが良かった。
ホリケンが医者役のため、頑張って難しい単語を並べ立ててましたが、結構甘噛みが多くて、ヒヤヒヤしましたw

後半、ちょっとブラックな展開になって終わるのですが、正直、出演者が本来持っているキャラクターが全員『陽』なので、『嫉妬』から生まれるドロドロ感や、マッドサイエンティストみたいな感じが、イマイチ伝わってこなかったのが物足りない点でした。
高橋の先生役が、一番ブラックさが出てたかな?
カリカみたな役者芸人を入れて欲しかった〜。

あと、架空の話として語られる、女子高生と先生との、禁断の三角関係という設定には、「携帯小説みたい…」と、最初若干引きました(苦笑)。

千秋楽のわりに、カーテンコールで軽く挨拶トークがあるでもなく、お辞儀だけしに2回出てきて終わりでした。