ルミネの日常の漫才で思ったこと

8日のルミネの『三回目』を見ました。

一番面白かったのは、登場時、一番歓声のなかったテンダラー。カタカナ表記になってからは見るの初めてかな。

テンダラーの漫才には、会場も一番爆笑していました。どっちも上手いなぁ!
特に後半の、悪代官ミニコントをだんだんテンポを上げてしつこく繰り返すくだりでは、最終的に「おやめ下さいお代官様〜」という冒頭のセリフが出ただけで、笑いが起きるほど。

それに比べて、それより前に出たM−1候補組の、出来のゆるさにはガッカリ。M−1近くにならないと、気の入った漫才はできないの?ってちょっと言いたくなりました。

それとも、これが漫才師としての本当の技術力の差なのでしょうか?
ここのところのルミネの通常回で、複数回の漫才を見ているコンビといえば、ショウショウ、シンクタンクフットボールアワー、ライセンスあたりですが、どこも今日の麒麟や南キャンより良い出来で、会場のウケも良かったと思います。

どのコンビも、2,3種類の同じネタを繰り返し掛けていますが、同じネタをもう一度聞いても笑えるというのが、鉄板ネタであり、演者の技術力ということですよね?

確かに、麒麟は田村のたどたどしさも込みだし、南キャンは二人のあいだにシュールな間を作るスタイルだから、流暢なしゃべくり漫才に比べて、客をグッと乗せるのがちょっと難しいこともあるでしょう。

でも、初めて劇場に見に来て、「わ〜、麒麟だ!」とテンション上がっている客(私の隣)を、「あれ?これで終わり?うん、まぁ笑ったけど…」みたいな微妙な感じにするのは、どうかなと思うよ(苦笑)。

キンコンは、名前が出ても歓声がなかった!何?M−1の悪影響?w
でも、いつもの勢いのある漫才で、麒麟や南キャンよりは良かったし、ウケてたと思います。客いじり(修学旅行の引率の先生)が受けたのを引っ張って笑いを増やしてたっていうのもあるけど(笑)。

ジャリズムも漫才でした。コントよりは山下が頑張ってた(笑)。でも、「お笑い」以外で「格闘技」をやりたいという話をしていたのに、「格闘技」と言うべきところを「お笑い」と言ってテレコにしちゃってたw

私や他の客が、思わずツッコミ気質で反応しちゃったせいか、ナベアツは一瞬流したんだけど、「やっぱり流せない。お客さんも『お笑いってw』って言ってたし」と、引き戻してました(笑)。