『しんぼる』舞台挨拶 9/12

「こういうのは口コミが大事なんで、『小栗旬君かっこよかったよ』とか『キムタクチラッと出てたよ』と、皆さんウソをついといて下さい」

って『しんぼる』の舞台挨拶で松ちゃんに言われたので、そのまま書きましたー(笑)。

主人公のあのパジャマ姿じゃなくて、スーツのカッコ可愛い松ちゃんが見たかったので、スーツで出て来てくれて嬉しかったです。
いつものように、そでが長くて手のひらが隠れてて可愛い><←

(分からない方へ)最近の動画で言えば、↓で梅ちゃんにキスされる1:19あたり。梅ちゃんの肘の下に差し出されてる手とか、梅ちゃんを指差してるところとか、かーわいくないっすか?

http://www.youtube.com/watch?v=K8cVBZJVm1Q&feature=related

20代の若手芸人の可愛らしさには大して反応しない、オッサン萌え人間でスミマセン。

以下、大して内容を書いてはいない、ふわっとした感想。


『しんぼる』は、また賛否両論でしょうねー。
たぶん映画としてのまとまりは、モキュメンタリー風な『大日本人』より、今回のほうがあると思うけど、松ちゃんの色んな面のうち、『哀愁笑い』が好きな者としては、『大日本人』のほうが好きだなー。松ちゃんの主人公よりも、警備員のおじさんたちが好きなくらいですから(笑)。

当初から「外国人も分かるものを」と言ってたけど、そのせいで日本人的な繊細な感情のやり取りといった要素は盛り込んで無いんだろうなー。主人公も、普通の人間としてのリアリティーが欠落した存在で、心底絶望したりしてないし、頭悪いし(笑)、ゲームのキャラみたいな感じ。

インタビューで、松ちゃんが「(解釈なんて人それそれで良いとしたうえで)彼のことを『一匹の精子』と考えていいかもしれません」と言っていたように、リアルな人間じゃぁないな、人型だけど、と思いながら見てました。


前作にも今作にも共通している要素のひとつが、「プロレス好き」なところだと思うんですが、前回のCGの獣でのプロレスより、やっぱり生身のプロレスは凄い!
山崎邦正的ポジションキャラも含め、プロレスシーンは素敵でした。

たけしさんみたいに、銃でガンガン人を殺しちゃうタイプより、松ちゃんの、誰も殺せないプロレス好きな優しいところは結構好きw

フツーにダウンタウン関連で比較して言うと、今回は、『ごっつ』よりも『ガキ使』、いやそれよりも、世界としては『一人ごっつ』を思わせる割合が多いかなとか。浜ちゃんがいないと、松ちゃんはこーゆー人間なのですね(笑)。

最後の10分15分で好き嫌い分かれると思います。私は、「そういう大事件を全部小馬鹿にしちゃってるんだろうけど、尺長いし、もっと後半たくさん笑わせたうえで、1−2分でさらっとでよかったんちゃう?」と思いました。

うーん、松ちゃんが作ること自体はいいんだけど、吉本の「大衆娯楽映画大作」並みの宣伝と、内容のマニアックさのバランスが悪い気がするんですよねぇ。