アップダウン『ロードオブコント』@シアターD_2/13

この日は、オリラジトークライブ『無限大』→アップダウン『ロードオブコント』→オリラジ&小薮『ヤリキレナイライブ』のハシゴ(笑)。
でも、時間が上手いこと重なることなく、会場の距離も近かったので、特にバタバタすることもありませんでした。ライブの時間も、それぞれ2時間→1.5時間→1時間とコンパクトだったので、体も疲れず、ライブの出来は面白く、素敵な土曜日でした^^


そして、一番キャパが小さく、レポの数が多く無さそうなアップダウンを優先的にレポします(笑)。オンラインにも出てくれないから、久しぶりのアップダウンのネタ&トーク。ダラダラと書いてたらすっかり遅くなった・・・。

去年12月から始まった、2ヶ月に1回の新ネタ+トークのミニライブ。それ以前にやっていた単独ライブ『新ぽさ』とは違って、単独ライブ以外の、ルミネの通常公演やKOCにも使えるような新ネタ作りのためのライブ、というコンセプトだと聞いています。
私が行った『新ぽさvol.3』は2時間ライブにコントが4本のみで、(コーナーやブリッジがあるとはいえ)少なくとも15分はあるネタばかりだったし、その前のvol.2なんて、ネタが2本のみで1本30分くらいだって聞くので、ルミネにも掛けられないし、いわんやKOCなんて(笑)。
12月はM-1準決勝と丸被りだったのでM-1を取ってしまったけれど、2ヶ月に1度だし、曜日は土日祝日にやってくれるようなので、できるだけ行きたいなぁ。帰りに会場で4月分の前売りを購入しました。ちなみに次回はこちら↓
ロードオブコント
4月29日(祝)14:30開場 15:00開演
シアターブラッツ
前売り2000円


アップダウン『ロードオブコント』〜アップダウンと古の秘宝〜

冷たい小雨が降る、かなり寒い天候。しかし、百数十のキャパの開場はほぼ満員。開演ギリギリにの到着でしたが、運良く前方のマットレスに一人分の空きスペースがあったので、3列目くらいのそこで胡坐をかいて見ることができました。残り物にはなんとやら。
アップダウンは、ライブにサブタイトルを良く付けるけど、トークのなかでRPGをやるのは阿部だけだと言っていたので、このサブタイトルは阿部の案なのかな。(逆に、『〜チャーミングを添えて〜』とかは、竹森っぽいしw)

最初は、二人が普通の格好で出てきて軽くトーク
まず、阿部が竹森に、「もう14年目なんだから、裏で後輩に『今日の客、ウケてくれそう??』とか聞くのはもう止めてくれ!(笑)」と苦情。こんなホームなライブでもそんなことを・・・w

「もうちょっと広い会場でやる?という話もあったんですが、バンクーバーと重なってましたから、あっちに人が流れるかなと思って」「バンクーバーには、仕事や学校があって行けない人が(こっちに)来てるんですよね」などと竹森がほのぼのボケると、「(客層が)被ってるんですか?」などと突っ込みつつも、この日の昼間に開会式をテレビで見ていた阿部が、OPセレモニーの凄さと変なところを上げる。
あとは、今日はバレンタインなので新しいジャケットを着てきたという竹森を弄ったり、ほどよく会場を暖めて退場。


コント1『謝り屋』

コント2『青春ドラマ』

コント3『ケーキ屋DEATH』

コント4『うどん処中村屋

○○屋というコントが3つもwでもそれぞれ違ったテイストでした。
以下、ざっとした設定バレを含みますのでご注意。


1:代わりに謝ってくれるという謝り屋。不動産屋に部屋を借りに来たような雰囲気で、竹森が飄々と変な謝罪コースと金額を提示していくというネタ。竹森は面白おいけど、ちょっとありがちかな。お金以外に、謝り屋に謝ってもらうために何か変な条件があったりとか、回りまわって、依頼者が謝り屋に必死で謝る状況になるみたいな展開とか、もうちょっと欲しかった。あー、そうすると長いコントになってしまいそうw
2:河原で会話する旅立ち前の二人の青年のセリフの間に、裏設定の説明ナレーションが入ってくるコント。ライセンスが良くやる「心の声」じゃなくて、「○○がこの十年後、××になろうとは、まだ二人は知る由も無かった」といったナレ。その場に居ない彼女の行動についてのナレが、徐々にもっととんでもない内容になっても良かったかな。
3:ケーキ屋のパティシエ、その正体は悪魔なのだけれども・・・。竹森節炸裂!w前半は、悪魔パティシエ役の竹森の一人芝居with安い悪魔メイク。色々な面白ネーミングの邪悪なケーキを人間の客にお薦めしようとするも、何度も軽くあしらわれて普通に接客してるだけの悪魔w竹森の喋り方だと、悪魔というより魔女w
 これに、阿部が普通の人間として登場してツッコミ役をするのかと思ったら・・・阿部も人間に身をやつした悪魔設定で登場!ダブルボケ来たー!ライセンスのコントでもそうだけど、コンビでやる振り切ったダブルボケコントって、楽しいよね〜!(少なくとも、二人を知っているファンにはw)ダブルボケというか、ダブルアホというか
これ美味しいんですよ〜と持ってきたケーキを、床にベチャ!と投げつけて、投げつけたくせに二人してあっけにとられた顔をして笑う、シュールでアホなターンに爆笑。
なんだか、オレたちひょうきん族』を思い出しました。さんまさんの「ブラックデビル」が「クワックワックワ」と鳴く茶番劇の楽しさを。

トークの時に、阿部は「これ、竹森がR−1でピンネタでやったらいいじゃん(俺を巻き込まなくても!)」って言っていた。えー、それでも成立するけど、コンビでアホやってくださいよ〜w

 あと、歌詞を書いたり曲を作ったりするセンスがあるからだと思いますが、竹森の邪悪ケーキのネーミングが、どれも聞き心地良かった。たくさんあって全然覚えてないので、またやって聞かせて欲しい。

4:うどん屋に見習いにとして潜入していた捜査官竹森。店長は本当にクロなのか!?
 ラストのオチがビシッと決まるコントで、やっぱりそういうカッコいいオチのコントがラストにあるとライブ全体が締まっていいね。

どれも良かったけれど、やっぱり3と4が特に良かったかな。4は、竹森の中に芽生えたうどんへの愛とか、師匠にどうしても逆らえない理由とかを面白い表現で加えて(←簡単に言うなw)、中盤をもっとオリジナルな笑いで練り上げて完成度上げていって欲しいな。


トークコーナー
●節分ってどうやるのが正しいの?

「鬼は外」で豆を投げるのは鬼にぶつけるってことだと分かるが、「福は内」でも豆を投げるの?
竹「鬼にとっては豆は痛いけど、福にとっては気持ちいいの?『あ〜、豆が当たって気持ちい気持ちいい〜』」Mか!w

阿「『鬼はぁ〜〜そとぉ〜〜』って言うのが普通だよね?」
結婚して初めての節分を迎えた阿部。夜中に嫁と豆まきをしたのだが、嫁の掛け声は、手拍子でも付きそうな速いテンポで「鬼はっそとっ!鬼はっそとっ!ふ・く・は内ーっ!」と言う、初めて聞くものだった!!
衝撃を受けた阿部と、同じくビックリする会場。嫁さんの実家では、父親がそうしていたらしい・・・。


●ビリージーンの歌詞って凄くない?
マイケルの映画を見た影響で、ビデオクリップなどを集めたDVDを最近見たという竹森
「ビリージーンってあんな歌詞だったんだね!皆知ってた!?」
11日の日記に書いている通り、私もDVDを見たばかりで、「ビリージーン」のスキャンダラスな歌詞に竹森と同じことを考えていたので、あまりのタイミングの良さに、一人ツボに!ww
歌をぼんやり耳に入れている限りでは、男女関係の歌なんだろうなという程度の認識だったけれど、一夜の遊びの女性から、子供の認知を迫られているような歌詞なんですよね。そういう歌詞の歌があること自体はおどろきでないけれど、竹森の言うように、
「これに、全米が熱狂して盛り上がるって、アメリカって!?」w

そもそもどんな歌だっけ?という阿部に、竹森がなんども歌うものの、分かってくれない阿部が何度も振るのが面白かったw
ビリージーン英語の歌詞が分からない割には、竹森はなんとかそれっぽく歌っていて、さすがだと思ったけどね。

●ボクシングのチャンピオンとサウナで遭遇
竹森が通っているジムに、ボクシングの日本チャンピオンも通ってて、防衛戦の後にサウナで見かけたから、勇気を振り絞って同じサウナに入って話しかけたものの、人見知りな竹森とシャイなチャンピオンの二人で、気まずい空間を作りあってしまっただけだったというの話。

このときの状況説明が面白かった。阿部を、そのチャンピオンに見立ててサウナに座らせるのでなく、なぜか阿部は『サウナのドア』役。阿部をクイッとどかしてサウナに入り、チャンピオンと話す竹森w

阿部「おれの、この役必要?」といいつつも、しばらくドア役を続けてた阿部w


うーん、アップダウンのトークの楽しさは、エピソードのあらすじそのものってわけじゃないから、文章で表現するの難しいなぁ。