桂文珍10日連続独演会@国立劇場

文珍師匠の落語を生で聴くのはやっと2回目。1階11列目という良席で見てきました。ゲストは春風亭昇太さん。

まずは楽珍さんが登場。あいかわらず人のよさそうな感じ。さすがにトキエの話はしないか(笑)。地元徳之島の方言ネタは良く受けますね。「今、米軍基地移転先として話題になっているところで、私、そこに東京ドーム1個分くらいのサトウキビ畑を持っていまして」というと、軽くどよめく会場。
「みなさん、私を見る目が変わりましたね?」w

落語は『蒟蒻問答』。トキエ話題の好奇心で見に行った、楽珍さんの独演会でも聴いた演目。分かりやすいし楽しい演目だと思うんですが、やはり『腕』なのかなぁ、後半眠気が…。

文珍師匠は、最初に軽く楽珍さんいじり。同棲している女性と両親がかち合ってしまった時の、楽珍さんの天然な言い訳。知ってるネタだったけれど、話が上手いからまた爆笑。すべらんな〜(笑)。あとは、常に機材の最新情報がアップデートされている、医療検査機器ネタw
演目は『池田の猪買い』。楽珍さんの独演会に師匠がゲストに来てくれたときに聴いた話が、これだったと思います。違う話も聞きたかったけれど、忘れてたし、文珍師匠は面白いから全然OK!
大阪の中心地域であるどぶ池から、池田に猪を貰いに行けといわれたのに、天然な男が「じゃぁ通りに出て南に行きます」と言った瞬間、私は「え?え?なんで南?逆ちゃうん?」と思わず心の中で突っ込んだけど(噺のなかでも、すぐ相手に制止されてた)、会場は池田が大阪の中心からみて北部だという大前提が分かっていないような、ふんわりした空気でした。土地勘が無ければそりゃそうですよね。私も関東の落語で地名ネタだされたらわからないだろうなぁ。

昇太さんや内海さんも楽しかった!

2つ目の『御神酒徳利』も面白かったなぁ。駄洒落の多いネタなのですが、上手い人がやると寒くならない!逆に上手くない人がやってしまうと、駄洒落のくだりでシーンとなっちゃいそう。

最後の、短い挨拶トークの最後の最後で言った言葉が『話しベタ、笑い上手に助けられ」

なんて謙虚!