カリカ家城トークライブ『私と魔王』_6/25@神保町花月

ちょっと風邪を引いていたのですが、終始、単独ライブのことを思い返しながらニコニコと幸せそうに喋る家城を見ていると、こっちも嬉しくなりました。あ、ビール開けてちびちび飲みながらのトークでした。そんななら、こ、こっちも飲みたいー。

打ち合わせでコンセプトを関係者全員に説明するために家城がいつも作っているという、修学旅行のしおりのような小冊子の実物を片手に持ちながら、ライブの内容をなぞるように喋る家城(エンディングVで映っている小冊子)。

「(十分な説明も無く、林にバットを股間にこすりつけるような演出指示をしたり)こんなテンションですから、ま〜ぁ現場ではよくひとりぼっちになりますよっ!(開き直り)」w

去年の『しゃべるコント』は、久しぶりの単独ということと、内容の設定上、カリカの家城・林としての人間性も結構前面に出したものにした。ある意味、これはずるい設定だと言う家城。
確かに、ある意味トークライブとコントライブが融合したような様相で、カリカの二人がもともと大好きなファンはより楽しめやすい、確実な笑いも取りやすい構成でした。そして家城も言うように、言葉数がめちゃくちゃ多くて、それらを全てフリにして、ラストの世界でまさに『昇華』していく爽快なコント。
逆に今年は、芸人としての素で笑わせるみたいなところをは避けて、役どころで勝負したそうです。そして構成のテーマは、常に観客を裏切り続けること。確かに、肩透かしの連続みたいなストーリーでした(笑)。


最後に、『来年のテーマは『檻』です!』との最新発表が。
おお、色々考えられそうな面白そうなテーマ!

「皆さんに、本当にぜひ来年も見に来てほしい。もし、皆さんが乞食になっていたら、『去年このライブを見たものですが…』って言ってもらえたら、(チケット代のほうは)僕が何とかします!だから安心してください!

わー、なんだかサンボマスターの歌詞のような心強いセリフ!みんな、安心して!乞食になっても、来年のカリカの単独ライブだけは見れるらしいから、来年まで頑張って生きようね!

…正直、そこまでカリカだけに依存して生きてはいませんが(笑)、ちょっとグッとくる面白くて素敵な締めのセリフでした。