キングオブコント2010 3回戦_8/13前半

お盆中の金曜日ということで、半分以上の社員は有給を消化し、私は出社したものの会社が早めに閉まったので(だったら会社自体休みにしようよ!)、キングオブコント3回戦の東京2日目に最初から行くことが出来ました。

【会場】日経ホール
初めての会場。広いし傾斜もあるし、座席のクッションもいいし、前の座席の背中に、引き出せるプレートのテーブルと小さなライトまでついている、シンポジウム仕様なので、メモを取るのがとっても楽だった。
お笑いライブの会場っぽくはないかもしれないけれど、準決勝もここでやってほしいくらい。赤坂BRIZはライブハウス仕様だからほぼパイプ椅子だもん。
ともあれ、5列目センターの良席で臨ませて頂きました。

今回の出演者の中で、一番心の中で応援していたのはアップダウン。
KOCを視野に入れて、今年はミニ単独ライブを複数やって、4本ずつ新ネタを下ろしてたアップダウン。芸歴的にも、そろそろもう少し売れて、報われて欲しい!><

【以下、ざっと結果と感想(コント名が出るわけではないので適当です。】

今回も、漫才っぽいコントのコンビが結構いるなと思いました。漫才っぽいのは、面白くてもちょっと萎えてしまう。漫才で聞いたほうが面白いだろうなーと思ってしまって。

◯=合格者

・チョコレートプラネット『人質』
 8割がた、嗚咽や息遣いだけで熱演。演技力に定評のあるチョコプラだからできる力技コント。オチも悪くないけど、もう少しパンチ力のある展開だったらな〜。

LLR『悪霊憑き』
 漫才師の悪霊が憑く。漫才っぽかった。「漫才サイコー!」って叫ばれて、私は、じゃぁ帰れ!とツッコミたかった。出るならもっと真剣なコントをやって欲しいな。

◯アップダウン『うどん屋
 キター!4月の単独ライブでは『うどん処中村屋』というコントタイトルだったこのコント。一見ありがちな設定と思わせといて、ドラマ的なストーリ展開があって、ビシっとオチが決まるネタ。
虚勢を張る竹森と強気で押す阿部のドタバタの、流れるようなテンポが上手く、自然と笑いが大きくなっていく。

暗転後に客席から「おお〜」という感嘆の声が出たのはアップダウンだけだったし、拍手が一番長く鳴り止まなかったのもここだったと思う。観戦メモに即二重丸、勢いあまって花丸を入れながら、ちょっとだけ目が潤む。うう、準決勝で空回りせず、どうか決勝へ行って!
SEもきちんと入れていて、即、レッドシアターとかでゲスト出演できる良いコント。あまり華のない二人というのがネックなんだけど、ロッチのように売れたらなぁ…。

ちなみに、もう一本は単独ライブの中の『立てこもり』だと思います。これを準決勝で掛けてくるのかどうか…。これもありがちな設定だけど、アップダウンらしいワードセンスや掛け合いの上手さが出てると思うんだけど、うどん屋とどっちがはまるだろうか!?

ジャルジャル『江戸っ子探偵』
演技指導ネタのパターン。舞台役者役の福徳に演技の見本を見せる監督役の後藤の喜劇役者的な動きの上手さw はんにゃ金田とはまた違う、コメディアン気質をアピール。こっち路線で来たかー。

ガリットチュウ『初デート』
福島の女役って、声が可愛らしくて色白だから、『ぽっちゃり女性』という設定がかろうじて成り立ってて、それに純愛を捧げまくるガリ男の熊谷とのカップルに妙な説得力があって好き。熊谷の愛がへこたれず、貫き通されているところが良い。そんなに好きか!?それでもか!?と心の中で突っ込むのが楽しい。

◯ものいい『バイトの面接』
自分を面白いと勘違いしている素人店長。あまり好きなモチーフじゃないけど、あるあるな感じでテンポ良く、受けていた。

・二丁拳銃『銀行強盗の訓練』
面白いけど、言葉のあやをいじくりまわす設定が、漫才っぽく見えてしまう。立ち話になってしまってるやんって。
こういう漫才っぽいコントなら、漫才でのほうが「ああいえばこう言う」キャッチボールがもっと面白いと思う。

東京ダイナマイトオレオレ詐欺
こちらは漫才の持ちネタをそのまま座ってやってるだけ(笑)。そらまぁここで落とされるでしょう。好きだけどね。

・Bコース『マンション内覧』
「ロフトのロフトのロフトの〜」こういうネタ好き。

・インポッシブル『人魚をさばく』
インポシらしい、軽くグロい話。人魚の人形に襲われる二人の演技と、人魚の声をへたくそな腹話術でやる蛭川が面白いー。一回どこかで見たことあるなぁ。やっぱりインポシ好きやわ〜。

ラブレターズ『追試』
レスラーマスクをかぶった喋らない生徒(平田くん)の追試。ギリギリ、「かわいいー」だけに終始しない面白さもあって、アリ。

風藤松原『ことわざのテスト』
板倉の単独ライブで『ことわざドリル』を見てしまっているので、どーしてもそれと被る。「エビで〜」の空耳ボケが面白かった。板倉のほうが、もっと際どい言葉を使っていたかな(シモネタとも言うw)。

ジャングルポケット『優等生と劣等生』
斉藤のキャラの濃さが浸透してきたなぁ。「楽な仕事じゃないよ!」はジューシーズの単独ライブのVTRでも受けてた。知ってるネタだけど面白かった。

ホームチーム『ドッキリの練習』
やらせのドッキリにちゃんと演技できないタレント。キャラもあって間や被せも良かったけど、もうひとつ展開がほしいかな。

・オテンキ『小ボケ不動産屋』
最初に大きな声でコント名を言うから、大阪NSC出身かと思ったけど違ったwこれもあっさりしてた。

・ダブルブッキング『余計な所に引っかかる』
漫才っぽいなーと思ったけど、いつもこういうコントなんだよね。個人的には漫才やったらいいのにと思う。

スパローズ東京電力の真実』
アホな設定でよかったし、空間を使っていてコントらしいなぁ。

スリムクラブ『電車の中で初対面の人と』
前から思ってたけど、スリムクラブやっぱりいい!今回の出演者のなかで、今後もうちょっと距離を詰めて行きたいと思った芸人No.1(笑)。
たっぷりと間を使った真栄田独特の声のトーンでの喋りは、外れがなくズシンと来る笑い。たまりませんね。単独とかは、まだぐだぐだになっちゃうのかもしれないけれど、1時間くらいの短い単独ライブをやるだろうから、そのときは見に行きたい。


続きはまた後ほど。今からやりすぎフェスタのジャルジャル班で、アップダウンやチョコプラや、ゲストのノンスタを見てきます。ノンスタちょっと久しぶり!