◆キングオブコント感想1(観覧・本編前まで)◆

キングオブコントの感想1です。
エッセイかってほど長々と書くので、本編ネタの辺りが読みたい人は2からどうぞ。


しとしとと雨の降り続く赤坂。
赤坂BRITZの裏手、TBSのビルの向かいにある建物の階段に、薄黄色い当選ハガキを持ったラッキーな人々が吸い込まれていく。やはり女性が95%。近くに別の列があって、そっちはEXILEの番組観覧らしい。
階段を上った先の待合室前の受付で、まずかなりしっかりと本人確認をされる。ハガキ同封の案内には、顔写真つきの身分証明書か、もしくは『保険証+手書きでない氏名が記されたものを3点以上』という条件が記載されていて、前に並んでいた若い女の子たちはちゃんと読んでこなかったらしく、『+3点』のものがスッと出せなくて、「じゃぁ探しててください」と階段の脇にどかされていた。最終的には入れて貰えたようで良かった。

待合室に集まった観覧客は総勢100人。収録が終わってからスタッフさんが教えてくれたところによると、応募は1万人以上だったらしい。向こう1年の運はこれに使い果たしたかも。年末ジャンボは買うだけ無駄か?いやいや、逆に運気上昇期間中ってことかも?

待合室で待機する間に、お腹がちょっと不穏な空気を醸し出してきて焦る(お腹がすぐ緩くなるタチなのです)。ダウンタウン緊張?しばらくすると収まってくれてひと安心。6時10分過ぎごろまで待った後、整理番号順にスタジオへ入室。ベニヤ板丸出しの、舞台セット裏に沿って移動。他でもそうだけれど、芸人さんが舞台へ上り下りする舞台裏の階段は幅も狭くて段差も急。
私だったら、緊張で、まずあの階段を100%踏み外すな…などと考えながら観客席へ。
舞台は、正面にMCの場があって両サイドに舞台が作られた、いわゆるツーシアター状態。次にネタが披露される舞台のモニターのほうにあおりVが流れるので、そのステージのほうに体を向けて見るよう指示される。
ステージはルミネ程度の広さがあるものの、普段4-500人キャパの劇場に慣れているので、「狭っ!」と思ってしまう。観覧客の中では後ろのほうで、それでも6列目くらい。ちょっ、ダウンタウンとの距離っ!><

友人が目ざとくカメラ近くに散乱していた台本を見つけ、首を伸ばして覗き込み「あーあのネタやるのか・・・大丈夫かな」と心配している。観覧席の後ろに銀のカーテンが引かれ、芸人たちがガヤガヤと入ってくる音。ざっとカーテンが取り除かれると芸人審査員がどーん!振り返って芸人を見る観覧客にニコニコと手を振る人もチラホラ。アップダウンを探すも、なかなか見つけられない。いた!最前列の一番端!

本番10分前くらいになって、前説としてエハラマサヒロが登場。わーっと盛り上がる観客。
去年もエハラだったそうで。R−1決勝の常連で芸達者で知られるエハラ。ポップに開場を盛り上げる。ムーンウォーク上手い!
エハラマサヒロに子供が出来たばかりだということで、『たまご〜』『クラブ〜!』のC&R(笑)。「いつもはたまごまでだけど、今日はひよこまで行っちゃう〜?」と意味不明のノリで『ひよこクラブ』もC&R。でもこれって、お客が叫ぶの、どっちも『クラブ〜!』だけやん!(笑)
最近、音楽ライブでのC&Rに慣れていた私は結構やる気満々で、『キングオブ〜』『コント〜!』もやりたかったんだけど無かった(苦笑)。

かなり本番間際まで前説をやって、いよいよ本番10秒前!松ちゃんがオロCをグイッと飲んでスタート!

スーツ姿のダウンタウンの登場に、自然に「キャー!!」。久しぶりにキャーって言ったんじゃない?(笑)
東京03がサンドの高得点を追い抜いての逆転劇が印象に残っているのか、
「去年が盛り上がりすぎましたからね〜」と言う松ちゃんに、「あ、そうですか〜」と人ごとのように天然で返す浜ちゃんww

松「あ、そうですかて、お前!!」登場10数秒で、もう最初のひと笑いですよ。さすがダウンタウン(笑)。カンペで振られた70歳のエントリーをネタにした後、松ちゃんが、去年浜ちゃんに弄られたDNAの消息ネタを放り込む。

浜ちゃんが芸人席に「お前らちょっと待っといて」みたいなしぐさをしてガッツり松ちゃんに向き直り、定番の『お互いを指差しポーズ』で、

浜「俺関係ないやん、俺関係ないやん!」
松「”DNA"をなくすて凄いよ!」

その後も「笑い事じゃないでほんまに」「俺のせいじゃないでしょ?」と、いつまでも気にする浜ちゃん、なんか可愛いー(笑)。

出演順を発表するVが流れる。ピースが劇場でないところで電話で合格連絡を受けてるVに、「え?個別カメラ張り付いてたの?」とちょっとうがってしまう私。まぁこれ用に後で作ったVかもしれないしね。

VTRは聞き流しているのか、V明けに改めて出演順の決定方法を聞くダウンタウン(苦笑)。

最初の芸人審査員席イジリ。ちゃんと小ボケで返すインパルス板倉と天竺鼠川原。他の芸人さんも、ちゃんとこれくらいの返しは用意してきて欲しい!その後の審査員席イジリで成立してたのってドランクドラゴンくらいじゃなかったかな・・・?
というか、浜ちゃんが「天竺鼠もそやんなぁ!」と振ったことにビックリ!確かに2008・2009と連続決勝に出場しているけれど、それ以外での絡みはほとんど無いはずなのに、意外と覚えられてる?『浜ちゃんが!』とかに出て欲しいな〜。

去年の優勝者・東京03が登場し、『挨拶事件』ネタを放り込む松ちゃん。さんま御殿でもとりなしてもらったし、『もうネタとしてイジる話』というフォローも込みだと思いますが(芸人席も受けてたし)、03が何か言い返さないので、「前からやってます」の連呼で代わりに返してあげる浜ちゃん。

CMに入った後、浜ちゃんが角田のお尻を軽く2回くらい蹴って絡んでました。角田もニヤニヤ。「しゃんとせいや〜」みたいな感じ?2009年の時も浜ちゃんに絡まれて(あとでラジオで)喜んでたから良かった(^ ^)

CMに入ると毎回、カンペを出してるフロアマネ(若くてがっしりタイプのイケメン)がすぐ舞台に上がり、裏からも3人くらいスタッフが出てきてダウンタウンの周りに集合。

浜ちゃんは「勝手にCM行きやがって!(笑)」とフロアマネに仲良さそうに突っ込んだり、軽く流れを打ち合わせたり。松ちゃんは読み上げなくてはいけないセリフもなく完全にフリーなので、マイペース。最初のほうは、「誰がどこに居るのかな〜?」と芸人審査員席をずっと眺めたり。

大会も3回目ということもあるのだろうけれど、ダウンタウンが終始落ち着いているので、こちらも緊張せずに楽しめたなぁ。生放送ながら、アワアワするようなところが全く無かった。去年の、『裏番組弄り』ほどのきれいな天丼ネタは無かったけれど(笑)。

さて、やっと本編・・・